今回の書籍紹介は、村松大輔さん著『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』をご紹介します。
そんなあなたのために、この記事ではこの本の大まかな内容と、どんな人におすすめなのかをざっくりと分かりやすく紹介します。

この記事はあくまでも「紹介」であり、「感想・書評」ではありません。
皆さんの本選びの参考にしていただくのが目的なので、クリティカルなネタバレはしないようにしています。
こんな人におすすめ
- これからの人生を変えたい人
- 今とは違う自分になりたい人
- 夢を叶えたい人
- 量子力学について学びたい人
- 気持ちを前向きにしたい人
どんな本?

村松大輔さんは一般社団法人GPE代表理事で、2013年、脳力開発塾「開華」を設立。
「開華」は学力を伸ばすだけでなく、量子力学をベースとした脳力開発を目的としています。
様々な場所で講演やセミナーを行う傍ら自身のYouTubeチャンネルも精力的に運営しており、延べ1200万回再生を記録しています。
本書の他にも、量子力学に関する著書を多数出版されており、まさに日本における量子力学の第一人者です。
本書のテーマは「パラレルワールド」。今この世界とは違う軸で並行して走っている世界線。
SFやフィクションの話かと思ったかもしれませんが、最新の量子論(量子力学)の世界では、パラレルワールドに関する研究成果が次々と発表されているそうです。
本書は量子力学の見地から、パラレルワールドを行き来する(!)ことで、より良い未来を手にいれる方法を科学的に解説した一冊です。
書籍情報
- 現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則 / 村松大輔
- サンマーク出版
- 2022年10月25日 初版発行
- 1,400円+税
- 196ページ
ちなみに厚みはこんな感じ。(iPhone15との比較です)

あなたが何を観測するか、何を意図するかで、現象は変わってくる。
そもそも量子力学とは何なのか?
それを解説し始めると、あまりにも長くなってしまうので、詳しくは本書や著者のYouTubeチャンネルを見てみてください。
ごくごく簡単に言うならば、原始や電子、素粒子などの、ものすごーく小さな世界の物理現象を研究する学問です。
つまり科学の一分野です。
そして、量子力学の考え方では、パラレルワールドがいくつも存在しており、私たちは複数のパラレルワールドを行き来することができると言います。(かなり説明を端折っていますので、詳しくは是非本書をご覧ください!丁寧に解説されています。)
好ましい(実現してほしい)パラレルワールドに飛び移るために必要なのが、「観測」や「意図」です。
要するに、こうあって欲しいと望む未来を自分で「観測」(あるいは「意図」)することで、望んだ未来が現実化するということです。
本書では、量子力学の基本的な考え方、パラレルワールドを飛び越えてより良い未来を手に入れた人々の事例、そしてパラレルワールドを飛び移る方法が詳しく説明されています。
「そんなばかな!」「胡散臭い!」と感じてしまっても無理もありませんが、本書を読み進めると妙に納得してしまう部分もあります。
5つ星総合評価
- 読みやすさ ☆☆☆☆
- 面白さ ☆☆☆
- ためになる ☆☆☆
- 話題性 ☆☆☆
- おすすめ度 ☆☆☆
※しばとしょの個人的な感想です。
今回は正直言って、非常に評価しにくかったです。
なぜなら読者の捉え方(観測のしかた)によって、感じ方が変わってくると思ったからです。
確かに非常にスピリチュアルな内容ではあるので、疑ってしまう気持ちもわかります。
「なるほど!」と思って読めば影響や得るものは大きいだろうし、「そんなわけないだろ」と思って読めば何も得るものはない。
まさに量子力学的な読み方が試される本だと思いました。(スピリチュアル系の本はみなそうかもしれません)
量子力学の専門的な解説の部分もありますが、一般の読者にもわかりやすく書かれているので、読みやすいはずです。
基本は☆3としていますが、肯定的な読み方をすることで、☆5になりうる本です。
どんなことを学べる?
量子力学の基礎がわかる
本書の序盤では、量子力学の基本的な考え方が丁寧に解説されています。
ここでしっかり素粒子の性質を理解しておくと、その後の話もすんなりと理解することができます。
他の量子力学の本を読むときにも、納得しながら読むことができるようになると思います。
パラレルワールドの概念がわかる
パラレルワールドは、周波数帯です。
テレビのチャンネルが複数あるのと同じようなもので、同じ時間帯に異なる内容の世界線が存在します。
「ありがとうの世界」、「嬉しい世界」、「イライラの世界」、「嫌な思いをする世界」。
それぞれに異なった未来が用意されています。
そして、どのチャンネルを選択するかは自分次第。
何を観測するか、何を意図するかで、その周波数帯に問い込むことができるようになります。
望む自分になるための考え方がわかる
本書では、より良い未来を実現させるためのパラレルワールドの飛び移り方も解説されています。
それは何を観測し、何を意図するか。言い換えれば、今の出来事をどう見るか、どう考えるかと言うこと。
一例を挙げると、「乗る予定の電車が予定時刻よりも遅れて到着した」とします。
ここで「このままでは間に合わない!イライラ」と考えるのか
「おかげで読書する時間が少し長く取れる」と考えるのか。
この観測のしかた次第で、未来が変化していくということです。
これはあくまでも一例です。本書では、さらに具体的なコツがしっかり語られています。
まとめ

今回はサンマーク出版から村松大輔さん著『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』をご紹介しました。
ものすごく雑な言い方をすると、「自分の考え方一つで、未来は変わっていくよ」という本ですが、それが具体例も交えながら科学的に解説されていました。
「そんなばかな!」「胡散臭い!」と感じてしまっても無理もありませんが、本書を読み進めると妙に納得してしまう部分もあります。
どんな自己啓発本にも言えることですが、著者の考えを受け入れて、肯定的な読み方をすることで自分の学びにつながると思います。
「前向きに考えるといい事があるよ」とか「良い行いは自分に返ってくるよ」といったことが、科学的に説明できるというところにも、面白さを感じました。
少しでも気になった人は、是非手に取って見てください。
まずはそれが、自分の未来を変える一歩になるはずです。
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